育休取得の決意を固めた後、最初のハードル。
それが、会社へ育休取得することを伝えることだと思います。
育休取得しようと思います。
育休?奥さん休めないの?そもそも男が取れるの?
せっかく取得しようと思っても、上司から反対されたら決意が揺らぎますよね。
しかも、自分がいない間の仕事は誰が担当するのだろう。
自分が休むことで周囲の人は残業が多くなり、迷惑ではないだろうか。
復帰した時に嫌がらせ受けるのではないか。
会社の反応次第では、決めたはずの育休取得を撤回する。
そんなことにならないように、私が育休取得を伝えた時に意識していたことをお伝えします。
育休取得のために意識したことは、タイトルの4つです。
- 1日でも早く伝える
- 周囲のサポートを得る
- 自分の仕事ができる人間を育成する
- 断固たる決意
1つ1つ補足します。
1日でも早く伝える
育休取得を決めたら会社には1日でも早く伝達しましょう。
育休の間、会社は戦力を1人失います。
これは事実です。
そのため、会社としては穴埋めをどうするかを検討しないといけません。
1人採用するのか、現状のメンバーで乗り切るのか。引き継ぎはどうするか。
また、お客さんへの説明もあります。
これらを決めるには、会社も相当な時間を要します。
1月前にいきなり、
育休とります。あと、お願いします。
では、無責任です。
私の場合は、育休開始日の半年前に伝えました。
伝え方は、妻の妊娠を伝えるのと同時に伝えました。
実は、妻が妊娠しまして。
おめでとう!楽しみだね。
ありがとうございます。それで、育休を取得しようと思っています。
一度、お祝いしていただき祝福ムードになったところで間髪入れずに伝えました。
また、面倒でも1対1にこだわりました。
1対複数ですと、間髪入れずに伝えるのが難しいというのがあります。
また、誠意を持って伝えている感じがするかなと思いました。
この辺は、会社の方との関係性にもよると思います。
周囲のサポートを得る
育休取得について理解のある人又は、部署を巻き込むことがおすすめです。
周りに、男性育休取得者がいない。
そんな人が多いと思います。
でも、女性ならいませんか?
出産された女性は、少なくとも出産休暇は取得しています。
また、多くの女性が
うちの旦那は、育児なんて何もしない
という不満をお持ちです。
そんな時に、
育休取得しようと思っています
と相談するだけで、かなりの確率で味方になってくれます。
また、人事部なども相談しておくといいと思います。
昨今、男性の育休取得に注目が集まっています。
そのため、育休取得したいとの意思を示すとかなりの確率で守ってくれます。
私は、とある上司に伝えたところ
奥さん休むんだから、取らなくてもいいだろ。人手が足りない中で、長期間抜けられたら困る
との返答が来ました。
その場では、考えておきます。
とだけ伝え、人事部に
「育休を取得したいのですが、上司に難色を示されています。やはり、男性の育休取得は難しいのでしょうか?」
とメールを送りました。
その結果、
「ぜひ、取得してください。会社としては、推奨しています。」
との回答をいただきました。
直接仕事に関係のある人だけではなく、周囲の人の味方を増やしましょう。
心理的安全を職場でも確保することが大事です。
自分の仕事ができる人間を育成する
自分にしかできない仕事を作りすぎると、休むことが難しくなります。
そのため、自分の仕事を他の人にどんどんお願いするといいと思います。
自分がいる間に、業務の疑問点を解消しておくためにも早めにお願いするといいと思います。
実は、育休関係なく自分の仕事はどんどん人に任せた方がいいです。
自分にしかできない仕事は、会社での存在価値をあげてくれます。
しかし、自分にしかできない仕事が多すぎると仕事が増えます。
その結果、育休もとりづらくなります。
さらに、残業が増えると帰りも遅くなり家族の時間が減少します。
恐れずに、どんどん仕事をお願いしましょう。
育休取得の際に、
〇〇の業務はどうするんだ?君しかできないだろう?
と言われても、
××さんができます。
とすぐに返せるようにしておけば、上司も安心して送り出せるはずです。
断固たる決意
これが一番大事です。
絶対に取得するんだという断固たる決意
前例が少なく、周囲の理解もすぐには得られないかもしれません。
また、休む直前に他のメンバーが退職した。産休に入った。
想定していないことが起きると思います。
私も育休取得をする1週間前に、半年かけて育てた後任が退職の意思を示しました。
流石に、焦りました。
でも、私は半年以上前に育休取得を伝えていました。
さらに、仕事の棚卸しもしていました。
できることはした。
そんな気持ちでしたので、当初の予定通り育休を取得しました。
ここで、育休を撤回したら一時的には周囲の人は助かるかもしれません。
でも、残念ながら周囲の人はそのことをすぐに忘れてしまいます。
まして、育休を取得したことのない人からすると
取得したい気持ちがわからない
ということもあります。
そのため、直前で撤回しても
まぁ、そんなもんか。
で終わってしまいます。
「嫌われる勇気」 著者 岸見一郎、古賀史健
でも、
「人の期待を満たすためには生きてはいけない」
とあります。
自分の人生です。
せっかく愛する人との間に生まれた子供。
夫婦二人で出した結論が育休取得なら、断固たる決意で取得しましょう。
周囲を気にしていたら、ずっと取れません。
応援しています。
ありがとうございました。
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